• 松崎 怜

フリーランスは税理士に依頼すべきか?



「フリーランスって税理士にお願いしたほうがいいんでしょうか?」


よくある質問のひとつで、人によって答えがちがう問題。


僕の考えでは、論点を3つに分ける必要があると思っています。


1)法律で正しい計算・申告がもとめられていること

2)経済合理的に正しいのか

3)事業主(経営者)としての自覚


この3つを総合的に考える必要があります。

自分はどんな信念をもっていて、なにを重視するのか、考えてみるといいでしょう。


それでは、ひとつずつみていきます。



1)法律で正しい計算・申告がもとめられていること


フリーランスの場合、集大成は毎年の確定申告ですよね。


そもそも、確定申告書を書いて税務署に提出することは、税理士じゃなくて自分でできます。

フリーランスであれば自分でやられている方の方が多いと思います。


でも「その確定申告の内容は正しいですか?」と問われると、どれぐらい自信があるでしょうか…?


フリーランスに関わる税金は、確定申告(所得税)のほかにもあります。


・消費税

・源泉所得税

・個人事業税

・住民税

・固定資産税


個別にルールがあり、それぞれが関連しています。


ある程度のミスであれば、事業に大きな影響を及ぼすことはないかもしれません。

しかし、致命的なミスや悪質な税金回避などは、フリーランスの継続に支障をきたすこともありうるでしょう。


税務署や税理士の立場からいえば「法律に則った正しい計算と申告をしましょう」としかいえないことが事実です。


ただ、税務署もひとつの経済組織なので、あらゆるフリーランスの方の細かなミスまで、すべてに対応することは現実的に不可能です。


”少額不徴収”といって、税務署が徴収するための労力が徴収金額に見合わない場合、指導で終わることもあったりします。


正しい計算・申告を行うことがルールであって、ミスは例外的に許容されている、という理解を忘れないようにしましょう。



2)経済合理的に正しいのか


税理士に所得税の確定申告を依頼すると、だいたい5万円〜30万円ぐらいの報酬がかかります。


確定申告だけじゃなくて、毎月の税務顧問を依頼すると、年間で15万円〜100万円ぐらいの報酬になるでしょう。


フリーランスは、自分で稼いだ利益の中から、経費として税理士への報酬を払うことになりますので、間違いなくこれはコストのひとつです。


そのコストに見合った価値が、税理士の提供するサービスで得られるのか。

これがふたつ目の論点です。


税理士が行う業務には主に、


・申告書・決算書の作成(税金の計算)

・会計帳簿の入力代行

・申告書や届け出などの提出

・税務の相談


などがあります。

一般的にもこのイメージではないでしょうか。


では、税理士が提供するサービスの価値とはなんでしょうか。


サービスの価値は、税理士によって異なります。

ちなみに当事務所であれば、こんな価値を提供しています。


・節税

・中長期的な資産形成

・経営の持続化

・収入の増加

・コストの削減

・オンライン完結

・クラウド会計特化

・創業融資のサポート

・事業計画策定のサポート

・安心感


当事務所では、まずはじめに、お客さまの悩みや課題を共有した上で、それに見合った価値を提供できるかどうか、面談させていただいています。


マッチングしないようであれば、顧問をお断りさせていただくこともあったりします。


経済合理的とは、”顧問料を払った分だけ節税してくれるのか?”といった短期的で金銭的な判断だけではありません。


フリーランスのような”自分の力で生きる人生”を続けていくために、自分にとってなにが経済合理的なのか、中長期的な視点でも考えてみてはいかがでしょうか。



3)事業主(経営者)としての自覚


フリーランスも「経営者」です。

個人事業主ですからね。


自分がプレーヤーでありながら、事業のかじ取りもしなければなりません。


フリーランスにこんなことがあると、とても怖いです。


・怪我

・病気

・売掛金の未払い、滞留

・クライアントとの不利な契約

・業務上の損害賠償


また、将来の年金だって会社員より少ないですよね。

自分で資産形成していかなければいけません。


フリーランスは、自分の人生全体を、自分の力でコントロールしていかなければいけないんです。

会社やだれかが代わりに考え、守ってくれるわけではありません。


でも、そもそも自分の力で自由に生きたいからフリーランスになった方が、ほとんどだと思います。

そして自由に生きるためには、上記のような課題・問題を自分で乗り越えなければいけません。


そのとき、あなたの相談相手はだれですか?


だれかに相談したい、と思ったときに、もしかしたらそれが税理士かもしれません。

(税金の計算しかできない人も少なくないですが…)



まとめ


「フリーランスって税理士にお願いしたほうがいいんでしょうか?」

という質問に関して、3つの論点で考えてきました。


1)法律で正しい計算・申告がもとめられていること

2)経済合理的に正しいのか

3)事業主(経営者)としての自覚


ひとつめは、ルールにしたがった正しい申告ができているか。

もしかしたら、節税できる部分を見逃しているかもしれません。


ふたつめは、税理士にたのむ価値が自分のニーズと合致するのか。


みっつめは、人生の経営者としてどんな相談相手が必要か。


これらの判断基準で考えてみてはいかがでしょうか。



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